カリキュラム

日本語を使って「できる」ことが増えるカリキュラム

各クラスでは文法や語彙といった基礎能力はもちろん、学んだ知識を使うために、話す・聞く・書く・読むの2つ以上のスキルを結びつけたタスクをふんだんに行います。「わかる」から「できる」、実践的な日本語力を身につけます。

「日本語教育の参照枠」とは

ヨーロッパの教育制度を参考に作られた、日本語の学習・教え方・評価に関して、日本語教育に関わる全ての人が参照できる共通の指標のことを言います。文部科学省の認定のもと日本語教育機関を運営するためには、この枠組みの中で、それぞれの学校が個性あるカリキュラム運営をすることが求められています。文部科学省が運営するホームページでも情報が公開されています。

基礎日本語クラス

TLSの1学期は3か月、1学期に一つずつクラスレベルが上がっていきます。A1からB1レベルまで、進路別に分かれるまでは、日常生活から学ぶ日本語の基礎を伸ばす段階です。学習範囲が広がるB1レベルは、卒業後の進路や希望する学習期間に応じて、学習速度を変えながら学習できる環境を整えています。

始めよう!

日本での生活を始めたみなさんが直面する問題への対応力をつけていきます。
日本語学習を始めたばかりの皆さんが0を1にするためのステップです。この最初のステップを楽しく、しかも最短ルートで次のレベルにつないでいきます。

トピック

教室の中のことば・レストラン・職務質問・ゴミ捨てのマナー・日本のルール・旅行の話・メール etc.

4技能(はじめよう!)

代表タスク|レストランで働こう

タスク(始めよう!)

留学生のアルバイトで多いのは飲食店での仕事です。クラスで店員とゲストに分かれて、ゲストは注文の練習を、手人は様々な助数詞を使った注文を聞き取り、メモをして、店長に伝える活動を行います。

一歩を踏み出そう!

一つの文に二つ以上の文法を入れながら日本語を学びます。特に動詞の活用はすべて覚え、相手に働きかけるコミュニケーションと一緒に習得します。
このレベルをあいまいなままにしておくと、この先の日本語が伸びない原因になります。日本語の基礎として最も重要なレベルです。

トピック

敬語の考え方・日本人の話し方・指示やサイン・病気・将来の目標・いろいろな面接 etc.

4技能(一歩踏み出そう!)

代表タスク|日本人っぽい気持ちの伝え方

タスク(一歩踏み出そう!)

留学生が使う直接的な日本語は日本人をびっくりさせることがあります。先生の説明を聞き、自分の表現と書き比べて、違いを知ります。まとめたものを使って、日本人っぽく話す練習を繰り返します。

人間関係を作ろう!

日本で生活ができるようになることから、ほかの人ともっといい関係を作り、生活を豊かにすることを目標にしていきます。
これまで事実を伝えることしかできなかった状態から、自分の気持ちや相手への配慮を含んだ日本語を学ぶ日本語学習のイメージの転換点となるレベルです。

トピック

ファミリーレストラン・ステレオタイプ・ネットショッピング・インターネット情報・アンケート etc.

4技能(人間関係を作ろう!)

代表タスク|おしゃべりをしよう

タスク(人間関係を作ろう!)

日本人と日本語を使って話したいと思っていても、そのチャンスがなければどうにもなりません。この授業では、話のきっかけになる会話の始め方、また、会話の続け方にフォーカスをあてて練習します。

情報を伝えよう!

このレベルで特に中心になるのは文章の読み方です。読むことを通じて獲得した情報を、クラス内で発表しながら、文章の【理解】と他者への【使用】に分けて学び方を変えていきます。
このレベルまで到達すると、生活していく上で日本語に困らなくなってきます。聞いたり読んだりより、話したり書いたりすることで、周りに様々なことを伝える内容が豊かになっていきます。

トピック

旅行エッセイ・食生活・コンビニ・ビジネス・政治 etc.

4技能(情報を伝えよう!)

代表タスク|意見文を書こう

タスク(情報を伝えよう!)

まずはモデルとなる文章を読むことから始めます。どの位置に何を書くべきなのかを知り、モデル文が示す順序に従って、因果関係を示す意見文を書いていきます。

知識を増やそう!

日本に留学したのなら、B1レベルは越えてほしいと考えています。それはこのレベルが、せっかく皆さんが勉強を始めた日本語をキャリアとして活かせる最低限のレベルだからです。ですから、次のレベルへの準備ができていないと感じれば、一度足を止めてここまでの範囲をより深く理解することも大切なことです。

トピック

人間と動物の違い・多様な働き方・差別・日本の未来・子供の問題 etc.

4技能(知識を増やそう!)

代表タスク|マンブリング

タスク(知識を増やそう!)

マンブリングはもごもご言うという意味です。文章を耳から聞きながら、目で文章を追い、小さい声で読み進める練習です。日本語のスピードを感じつつ、リスニングもスピーキングも伸ばします。

進路別クラス

東洋言語学院はこのレベルまでを基礎日本語と考えています。日本語をゼロから始めて早ければ1年で到達できるレベルです。JLPTのN2やN1、EJUなどの日本語の試験も視野に入れ、資格としての日本語能力が証明できるようになります。
ここからはみなさんひとり一人の日本語学習の目的に合わせた進路別クラスでキャリアの実現にチャレンジしていきます。

進路別クラスはこちら5-PLAN

JCT教育システムとは詳細を見るカリキュラム詳細を見るTLSオリジナル教材 CHANGE詳細を見る選択授業詳細を見る学習成果(JLPT・EJU)詳細を見る進路決定情報詳細を見る