帰国プラン

キャリアアップ、大学での研究、日本の文化・生活体験…

日本での進学や就職だけが留学の目的ではありません。純粋に語学学習のために、将来のキャリアのために、大学での研究材料のために、そして日本の日常生活を体験することも目的の一つになり得ます。
留学生も様々であることから、私たちはみなさんの先輩の日常生活を調査して、どのような問題に直面しているのかという調査を行いました。そこで集めた場面や問題解決を授業の中に落とし込んでいます。どんな教科書にも載っていない東洋言語学院にしかできない留学生のための日本語学習です。

日本で日本語を学ぶ意義

日本で日本語を学ぶ意義の一つが多国籍の環境です。私たちは50の国と地域から学生を受け入れ、学生たちの異文化理解能力と多国籍な環境における効果的なコミュニケーション能力を学ぶ学習環境を提供します。
価値観や考え方が異なるクラスメートと一緒に学ぶ中で、対立を乗り越え、より良い解決策を見つける力を培い、そして、教科書には出ていないリアルな日本語運用場面を学ぶ。この経験が、未来のキャリアや人生をより豊かにすることができると考えています。

キャリア形成の一つとして

母国でのキャリアアップ(昇進・昇格、転職活動)を目指して、多くの学生が日本語を学びに来ます。日本語を使った対人コミュニケーション能力、チャレンジ精神、異文化対応能力などのスキルは、母国でのキャリア形成においても高く評価されます。日本的な考え方と自国の考え方をフレキシブルに融合できる人材は、企業や社会の「橋渡し役」としての貴重な存在になります。

大学の専攻・研究に活用

母国で言語学や日本文学を専攻している大学生が来日するケースもあります。日本人との会話の中から日本人ならではの言い回しや発音を学んだり、母国の文学と日本文学を比較研究したりすることが目的です。あるテーマに沿って地域の日本人と話せる選択授業や、日本人の価値観を知る手がかりになる選択授業を通して、日本語がよりリアルに感じられるようになります。

日本の文化・生活を体験に

日本のサブカルチャーであるマンガやアニメ、ゲームをきっかけに日本語に関心を持った学生はたくさんいます。また、日本独特の日常生活を体験したくて来日した学生も入学します。明確に何かを経験したいと思っていても、漠然と日本に触れてみたいと思っていても、これまでに触れてきた日本語を文法的に読み解いてみることが留学の一つの醍醐味になります。

VOICE

Lee Inhye さん

韓国出身
2025年3月卒業
帰国後、現地の大学院に進学

韓国の大学院で、韓国文学と日本文学の比較研究をしたくて、日本留学を決めました。映画やドラマを見た後に友達とストーリーを共有したり、日本語で感想を言い合うという体験は、日本にいなければできませんでした。文学を比較するときに大切なことは、作者が伝えたいことや物語の状況や登場人物の感情を理解する力です。TLSでの留学生活を通じて、正しい日本語の知識だけではなく、考え方や感じ方を理解する力を伸ばすことができました。