2012年度作文コンテスト 最優秀賞作品①

 午後の学生にもかかわらず、午前クラスの学生をしのぐほどの作文でした。自身の経験が見事に描写され、読み手がイメージしやすい作品でした。

2012年度作文コンテスト 最優秀賞作品

 嘘を一生に一回もついたことがない人がいるだろうか。いるんだとしたら、その人はたぶん嘘をついているだろう。ならば、嘘をついたときの気持ちを思い出してみよう。
 なぜ嘘は世界中で約束をしていないのについてはいけないという同じルールがあるのだろうか。これは国の問題の以前に、人が心を持っているからこその問題だと私は思う。自分の安全を守るとき、人は嘘をつく。もしくは自分の気持ちをもっと楽にするために、嘘をついてしまうことが多い。つまり、嘘は自分のために相手の信頼や気持ちを全部見捨てる行為なのだ。相手が自分のために自身の気持ちを裏切ったことを知った時の絶望感。世界中でみんなもこのことを経験したからこそ、嘘はついてはいけないことを知っているのだ。
 私の父はいつも「嘘だけはダメだ!」と私と弟に教えた。幼い頃は「なんでだろう?」と思いつつ、大事に考えていなかった。ある日、私が持っていたタマゴッチというゲームが教室でなくなった。本当に大事にしていたものだったので、私が泣いていた時、一番仲良しだった友達がなぐさめてくれた。それなのに、何日か過ぎて、私はそのタマゴッチを見つけた。私をなぐさめてくれたあの友達のコートの中で。8才の時から、もう10年もすぎた話だが、私は今でもその時のショックを忘れることができない。あの子が私をなぐさめてくれた言葉は全部嘘であり、私達の関係は終わった。
 「嘘が悪いわけではない、中には相手のためのいい嘘もある。」という人たちもいるが、たとえそうだとしても、嘘は嘘だ。だますための言葉だという事実に変わりはない。だから、世界中が「嘘をついてはいけない。」ということを知っているのだ。

P1クラス 鄭アラム


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