授業レポート② 『十人十色』

先日このブログで私が担当している「表現技術」の授業を紹介しましたが、先週でこの授業が終了しました。
4月からの3ヶ月間、授業を通して、学生一人一人が感じていること、思っていること、表現したいことと向き合うことができました。その数70人以上。
学生たちが伝えてくれたことは「70人70色」の個性があり、将来の夢や進路決定に影響を与えた人物や、留学するに至った経緯やきっかけなど伝え方も内容も人それぞれでした。

この授業を始めたきっかけの1つに、「母国語」なら思い通りに伝えられることでも、日本語だと、教室の中だと、できないのはなぜか?ということに疑問を感じていたからです。
文法の正確さや、発話の流暢さばかりを優先するあまり、学生は教室という枠にはめ込まれ、そんな制限だらけの中で自分の考えを思い通りに伝えることは難しいはずです。

管理された教室ではなく、学生同士の意見交換を中心に、内容の足りないところや表現の間違えを補強し合いながら、自分の考えを深め、他者の意見を受容し、最終的には1つのまとまった文章を作り上げることができました。

現段階としては、内容的にも表現的にも未熟なところもあり、今後の更なる成長が楽しみですが、何よりも嬉しかったのは、学生たちは本来持っている感じ方や捉え方を、外国語である日本語で、こんなにも丁寧に詳しく伝えることができるということを改めて実感できたことです。

知識を蓄積するだけではない、学生の持っている「十人十色」の力を引き出すための授業をこれからも継続していきます。

2012年6月19日 東洋言語学院 佐藤 輝彦


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