授業レポート① 『パンダはかわいい』

こんにちは。教務の佐藤です。
2012年の4月期が始まって、2週間あまり。学生が見せてくれる笑顔や、生き生きした表情で話しかけてくれる姿が毎日の励みになっている今日この頃です。

今日は、私が担当しているAクラスの授業を紹介したいと思います。Aクラスで私が担当しているのは「表現技術」という授業。

先日、クラスでお互いの第一印象について考えてもらった時のことです。この授業ではお互いの見た目やしぐさなどから感じた印象をメモに書き、交換した後で、自分は他の人からどんな風に見えているのか、
その印象を伝えるための表現(言葉や文法)についてどう感じるかを考える授業でした。

A君は背も高く体が大きいからか、クラスメートから「パンダみたい」という意見をもらいました。それに対し、A君は「パンダみたい」と言われてどう感じ、どう思うのか?と尋ねました。すると、A君も普段から「パンダ」をかわいいと思っているからか、うれしかったようです。

しかし、「パンダ」という言葉を「かわいい」と自分に都合よく理解してしまっていいのでしょうか?クラスメートがA君のことを「パンダ」と言ったのには、きっと本当の理由があるはずです。それと同様にA君が「うれしかった」理由もあるはずです。

これらの問いを見つけるためにお互いに対話をしてもらいました。A君はクラスメートが「パンダみたい」と言った理由を「かわいい」からと考えていたようですが、「かわいい」ことを単純に「いい」ことだという捉え方から、パンダのいいところは「幸せのシンボル」だから、自分の印象に「パンダ」と言われてうれしいという、自分なりの意見を日本語で形にすることができたようでした。

「かわいい」とか、「おもしろい」とか感想を述べる表現はたくさんありますが、自分にとって「かわいい」とは何をどのように意味する言葉なのか?この問いの答えを対話から見つけたA君、これからも自分の表現を大切にしていって欲しいです。

このように、私のクラスでは日々、学生の表現技術に気づきや変化を与え、自分と他者のかかわりの中で表現内容を深め、相手を意識した発話ができるよう授業を展開していきます。

2012年4月20日 東洋言語学院 佐藤 輝彦


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